医療技術や公衆衛生環境、食生活の向上が人々の健康寿命を延伸させた一方、不規則な生活や過度なストレス、運動不足、偏食等の影響により、現代社会では癌や心疾患等の生活習慣病の罹患者数が激増しています。近年、この疾病構造の変化に対応するため製薬業界では、特にゲノム医学と幹細胞医学の進展により、蛋白質・抗体、核酸・遺伝子あるいは細胞・組織といった生理活性物質が医薬品として開発、実用化されつつあります。またそれに伴う個人へ適した医療へのニーズに対して、医学だけでなくICT等の情報科学の技術も加わることで、さらなる健康寿命の延伸へのアプローチが広がりを見せています。
このように、時流とともに求められる医療も刻々と変化する中で、私たちは患者様にとって何が必要なのか、そのためには何をすべきかを、生命科学への畏敬と高い倫理性を通じて常に考え行動し、より安心できる医療を先んじて提供することを目指します。
Vの曲線は医薬品開発における“死の谷”を表し、上の曲線は、当社の事業基盤とするトランスレーショナルリサーチでその谷を浅くし、有望シーズを実用化へ迅速かつ確実に促進させる事を表しています。
2つの曲線が重なることで、人が笑う口となります。私たちが提供する医療で、患者様・ご家族、社員、社会が笑顔に、元気になっていただきたい、という願いを込めています。
2つの曲線は杓子の形にも見ることができます。杓子は“モノをすくう”道具ということから私たちの、有望シーズをすくう、という事業モデルにも通じます。
マーク全体のバランスを右斜め上にし、スピードと躍動感、成長の意味を表しました。